引越し祝いをくれた方を新居に招待してお披露目会を行うことがあります。その際、食事や飲み物でおもてなしをする場合は、おもてなしが「お返し」にあたります。ただし、遠方に住んでいる実家の両親などから贈り物を頂いた場合で、お披露目会に参加できなかった方へはお返しを贈ります。「こちらは楽しくやっています」と近況報告を兼ねた当地の食品などを贈り物をすることで温かい人心交流になります。相手に恐縮させない程度の「ありがとう」の気持ちのお返し、きっと一生ものの思い出になることでしょう。

新居への移動は荷物を整理したり、買い求めたりと何かと大変です。「新生活に」と気を使ってインテリアや家電をプレゼントしても、使われずじまいになりかねないので先方へ確認が必要です。最近は形に残らないプレゼントする方も増えているようです。例えばインテリアのカタログギフトや、普段食べることがない高級食品などです。日常的に使う贈り物も喜ばれるでしょうが、後で振り返ってよい思い出になるギフトもおすすめです。肥後庵では老若男女問わず楽しめる高級フルーツギフトを提案させて頂いています。これまで体験したことがない高級果物の詰め合わせで「家族みんなで食べることでいい思い出になった」とお喜び頂いています。

「おめでとうございます！」と引越しのお祝いへお礼の気持ちを伝えるのが引越し祝い・餞別のお返しです。その際、「職場から距離が遠くて大変」「近所づきあいが面倒」といった後ろ向きな文章は避けましょう。お祝いした方は今後の発展を祈っているはずです。不安にさせる言葉は避け「新天地の公園で子供を遊ばせています」といった前向きな取り組みを伝えるようにしましょう。届いた贈り物にメッセージがついているだけで喜ばれることは間違いありません。贈る側は「たった一文のメッセージだし…」と遠慮することはありません。ぜひ積極的に一筆箋を活用しましょう。

引っ越し祝いのお品をもらってすぐお返しをすると「借りを作りたくない」かのような印象を与えかねません。受け取って1週間前後して落ち着いたタイミングでも遅くありません。

基本的にお返しは不要ですが、贈り物をする場合は3,000～5,000円を目安にしましょう。頂いたお品が効果なものであれば3分の1から半額程度。

・高額なお品…引越し祝いは基本的にお返しは不要で、贈り主様もそれを期待していないことがほとんどです。頂いたお品と同額、それ以上のものを贈ると相手を恐縮させてしまうだけでなく、好意への感謝が伝わらない場合があります。