季節の挨拶(秋)9月
残暑の中に涼風を感じる9月をどう表現する?
秋の季節が始まる9月のキーワードは下記のようなものがあります。
「台風」
「敬老の日」
「虫の声」
「秋の夜長」
「衣類や寝具の入れ替え」
季節の変わり目という繊細な時期ですので、手紙を読んで「お!」と思えるようなキーワードを入れていきたいところです。
9月のキーワードを文章に盛り込む
そして手紙を書く時は単なる近況報告になるのではなく、季節のキーワードを活用し、楽しく秋を堪能している様子を伝えてみましょう。
「熱帯夜も落ち着き、衣類や寝具の入れ替えをしています。いかがお過ごしですか?」
「街も秋の装いになると、暑い夏が懐かしく思えますね」
「食欲の秋ということで十五夜にお団子を食べましたよ!」
秋に入って単に涼しくなったというだけでなく、街全体が秋の装いとなり、旬の味覚を堪能することで一歩一歩本格的な秋へと歩みを進めていくわけです。その様子を手紙で伝えることで相手も自分も同じ季節の中を生活していると感じられ、思わず会いたくなってしまう手紙になります。
文末は相手への気遣いを見せよう
9月は段々と涼しくなり、暑さも和らいでくる季節です。この時 期は朝夕の気温の変化で体調を崩してしまうこともあるので相手を気遣う言葉を入れるととてもうれしく感じられるものです。
「残暑や気温の変化で疲れが出てしまわないよう、無理をせずにお過ごしくださいね!」
「朝夕の急な冷え込みに、風邪を引かれませんように」
「食欲の秋ですね。ともに食の楽しさを堪能しましょう!」
手紙は一方的になりがちです。一言だけでも相手を気遣う言葉を入れるだけで何度も読み返したくなるような心をつかむ手紙になります。
【メッセージを書くときのポイント】
できるだけ9月らしさを感じられる手紙になるよう、季節のキーワードを入れるようにします。
「台風」
「敬老の日」
「虫の声」
「秋の夜長」
「衣類や寝具の入れ替え」
こうしたキーワードがあるだけでもグッと秋っぽさが出ます。
【文例集】
▶▶▶改まった相手へ(ビジネス関係者へ)
萩の花が風にゆれる頃となりました。初秋の候、貴店ますますご発展のこととお慶び申し上げます。毎々格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。この度は爽やかな秋の梨をお送りさせて頂きましたのでご笑納ください。末筆ながら貴社益々のご隆盛をお祈り致します。
▶▶▶親しい友人関係へ
台風一過の秋晴れの中、いかがお過ごしでしょうか?今年の夏は特に暑かったのでまだまだ秋が来るのは先になりそうですね。先日、花火大会へ行ってきましたがとてもきれいで夏の思い出になりましたよ。秋の味覚を詰め合わせたフルーツを見つけましたので、贈らせて頂きます。ぜひ家族のみんなでお楽しみ下さいね。食欲の秋をともに楽しみましょう。
▶▶▶家族や親類などの間柄へ
暑さも少し和らいできたね。実家のみんなは元気に過ごしているかな。こちらは夜に虫の音が聞こえてくるようになってきたよ。9月に入ってまだまだ暑いけど、少しずつ秋の足音を感じています。この季節はなんといっても秋の味覚がおいしいので、お父さん、お母さんの好きな果物詰め合わせを贈ります。ぜひ二人で食べてね!年末は仕事が落ち着いたら帰るのでその時はよろしく。体に気をつけてね!
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